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 05.  時代に合わせて「脳の使い方」を変える


大きいことはいいことだ
って、いつの時代のCMだっけ?


どんなに優れたエネルギーを持っている人でも、
その使い方を間違えると、とんでもない事態に陥る。

経営のエネルギーとは頭脳、つまり
「脳の使い方」を間違えてはならない。

前述した「第四.の気付き」を実践するためには、
正しい「脳の使い方」を習得する必要がある。


第四.の気付き
「環境を変えるより視点を変えるほうが簡単だと気付く」

この考え方は、これからWebサイトでビジネスを展開したい人や、
小規模事業個人事業を始めたい人には、必ず実践してほしいノウハウだが、

それよりも、
「これから会社を大きくしようと思っている社長さん」
にも、ぜひ頭に入れておいてほしい大切な考え方だ。

最初に言っておくが、私は大企業の社長でもなんでもない。
ただのサラリーマンだ。しかし、だからこそ言いたい。

自慢じゃないが、私が勤めている会社は超大手のグループ企業だ。
日本中で、この社名を知らない人はいないであろう大企業だ。
国外も含めたグループ企業全体の従業員数は35万人を超える。

そんな大企業に勤めるサラリーマンが考えていることは1つしかない。
「自分の生活の安定」である。

つまり、会社が今期、黒字だろうが赤字だろうが、
仕事が無くなろうが、そんなことはどうでもいい

なぜなら、仕事が無くても給料は必ず貰えるし、
組合があるから、そう簡単には解雇されないからだ。

ようするに、危機感野望情熱が完全に冷めてしまっている。
そんな連中が10年後に課長になり、20年後に部長になる。


どんな会社でも、社長がゼロから立ち上げた頃は、
小さくても情熱とやる気に溢れていたに違いない。

そして、そこに集まる従業員たちも、
その熱意に惹かれたからこそ、本気で自分の仕事に誇りを持てた。

組織が大きくなりすぎると、もう社長の情熱は末端の社員には届かない。
従業員は、会社の知名度(ブランド)には誇りを持つが、
仕事そのものに誇りを持てなくなってしまう。


確かに、会社の知名度が上がって、ブランド力が付けば、
成績優秀な社員が面接を受けにくるだろう。

しかし、成績優秀な社員が、必ずしも「情熱的な社員」
であるかどうかは疑問だ。


結論から言えば、

「これからは会社の規模を大きくしようとする必要は無い」

である。つまり、

「今の体制や人数のまま、粗利を上げること」

だけを目標にすればいいのだ。

人材が必要なら、アウトソーシング派遣社員を雇うべきである。
わざわざ自社内で大規模な組織を作る必要は無い。

無理に規模拡大を目指して、環境を変えようとすれば、
多大なエネルギーと莫大な資金力が必要になるからだ。

人口減少&ダウンサイジング&アウトソーシングの時代に、
戦後の昭和日本の「巨大化法則」に従ってはいけない。

あなたは、もっと身軽になるべきである。
タイタニックより小型プレジャーボートのほうが小回りが利くし、
どちらも沈むときは沈む。



・・・ちょっと昔を思い出してみよう。

過去の成功者は、環境を変えることで成長し続けてきた。
「第三の気付き」にいち早く気付いて実践した人、つまり

池の水をゴムホースで飲むより、水道を整備したほうが楽だと気付いた現代人

が成功してきたのだ。
日本で初めて、

・ 水道を整備した人
・ 道路を整備した人
・ 鉄道を整備した人
・ 空港を整備した人
・ 通信を整備した人

この人たちがいたからこそ、今の豊かな暮らしがある。
道路公団があり、JRがあり、全日空があり、NTTがあるのだ。
公共事業が環境整備を加速し、膨大な雇用と市場を生み出した。

戦後の高度経済成長期では、誰もが
「物質的な豊かさ」を追求してきた。
モノが無い時代を、モノが溢れる時代へ変えようとした。

ところが今はどうだろうか?
統計では2006年を境に、本格的な人口減少が始まると言われている。

モノは溢れている。住宅もオフィスビルも余る。
あらゆる環境は整備され尽くした

そんな状況で、これ以上何が必要だと言うのか?
大企業ですら、もう無駄な設備投資をする体力は残っていない。


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ちょっと余談だが、事実、現在の私が勤めている通信インフラ系の業界でも、
ほとんどのネットワークインフラは整備し尽くされた感がある。

IPネットワークならまだしも、音声系の交換機(固定電話や公衆網)については、
もう保守か簡易機能追加程度しかない。

『まだ携帯電話には希望があるじゃないか!』って?
確かに、現在私が担当している業務も携帯向けのWebインフラ整備だ。

でもいずれ頭打ちが来る。そう長くは無い・・・持ってあと5年程度だろう。
実は私は5年前は、ポケベル・PHS系のインフラ整備にたずさわっていたが、
それもすぐに頭打ちになり、今ではそのプロジェクトは見る影も無い。

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さて、話を元に戻そう。

1950年から2000年までの50年間で、
企業はどんどん大きく成長してきた。
社員数を増やし、大規模な事業を展開してきた。

なぜなら、世の中のインフラを整備するという仕事には、
多大な労働力と資金力が必要だったからだ。

しかし、これから先、2050年までの50年間で、
同じような大成長が起こるとは到底思えない。
もうバブルは来ない。馬鹿みたいにモノが売れた時代は終わった。

『そんな当たり前のこと、お前に言われなくても知ってるよ!』って?
そのとおり。小学生でも知っている常識である。

だから大企業はリストラしてスリムになろうとしている。
太りすぎた贅肉を落とすことにエネルギーを使っている。
これからは、小規模化、スリム化、個人化の時代だ。

だから、もしあなたが、これから会社を興すとしたら、
「会社を大きくすること」を目標にしてはならない。
それは過去の成功法則に縛られた幻想だ。

これからは、少数精鋭少人数で、
いかに大きな利益を上げられるか?を追求すべきである。


社員100人(自分1人+従業員99人)で月5000万円稼ぐのと、
自分1人だけ月50万円稼ぐのに、何の違いがある?

総売上5億、コスト4億で、粗利1億 と、
総売上1億、コスト0円で、粗利1億 なら、
私は後者の方が天才だと思う。


よく、「年商200億!」とか聞くと、
『すげぇ〜!』」とか言いたくなるが、

「じゃあ粗利はいくらなんだよ?」
年収はいくらなんだよ?」

と突っ込みたくなる。


もっと上手に脳を使うべきだ。
脳の使い方を変えなければならない。

ましてや、自社のWebサイトの構築に、
数百万円も使うのは馬鹿げている!
効果の無いバナー広告に毎月数十万円も使うのも馬鹿げている!

Webサイトの最大の利点は、誰でも簡単に作れることだ。
お金が無くても、インターネットさえ使えれば、
Webショップは簡単に作ることが可能なのだ。

Webサイトが儲かるか?儲からないか?
は、そのWebサイトの予算の大きさとはまったく関係が無い。
もちろん、そのWebサイトを運営する会社の規模ともまったく関係無い。

だから、
「大規模で高額なWebサイトを構築すること」
にエネルギーを使ってはいけない。

「儲かるWebサイトを、いかに安く構築するか?」
にエネルギーを使うのだ!

大きいことはすばらしいこと!という考えを捨てよう。
規模を大きくすることにエネルギー(頭脳)を使うのはやめよう。

小さいなら小さいままでいい。
体格や外見だけ大きくしても意味は無い。
ただ、粗利だけを大きくすればいい。

年商で勝負するな!年収で勝負せよ!


成功のポイント : 大きくすることが目的ではない。儲けることが目的である。


さて、あなたはこれから「もっと儲ける」ために、
多くのことを学び、そして実践しなければならない。

しかし、その途中では、数多くの壁に突き当たることだろう。
そんな時、「やっぱり自分には無理だ。出来ない。」と諦めてしまうのは、
とても悲しいことである。

あなたがこれから、経営者として生きていくのと、
従業員として生きていくのと、どちらの人生を選ぶのも自由だが、
どんなビジネスにせよ、「やる気を出す」ということが一番難しい課題だ。

では、どうすれば、自らのモチベーションを常に高め、
その状態を維持し、意欲的かつ情熱的に行動し続けることが
できるようになるのだろうか?

そして、それが「出来る人間」「出来ない人間」には、
一体どんな「考え方の違い」があると言うのだろうか?


続き → 06. 「プラス思考」の本当の意味
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