2004/07/02(第46号)
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■ 平日はジャンボジェットに乗り、週末は原付に乗る人生。
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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。子供の頃『将来の
夢は?』と聞かれて、男性の場合、とりあえず「パイロット」と答
えた経験、ありませんか?
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●一時期、某ドラマの影響で、全日空への就職希望者が急増したこ
とは、記憶に新しいですが、収入はさておき、「責任の重さ」とか、
「自由度」などを考えたら、正直、なりたいですか?
●人の命を預かる。時間は厳守。ミスは許されない。たしかに、見
た目はカッコ良いし、ブランド力もある。しかし、その成功が、精
神的な苦労の上に成り立っているとしたら、それでも欲しいですか?
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●人間ひとりの力なんて、たかだか知れてます。操るものが大きく
なり過ぎると、もう自分の意志だけではコントロールできなくなる。
それは、ジャンボジェットでも、会社の経営でも同じ。
●だから、厳密に言えば、たとえパイロットでさえ、飛行機を「操
ること」は出来ないのです。整備士、客室乗務員、管制官、その他
大勢のスタッフによる「組織の力」で飛んでいるのですから。
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●俗に「大企業」と呼ばれる会社の経営者は、事実上、もう自分の
思い通りに会社をコントロールすることができない状態になってい
るのです。
●オーナー、株主の意向、社会的責任、組合や社員からの反発、経
営陣の思惑など、その他大勢の意志によって作り出される「見えな
い力」によって動かされるしかない。まるで地球の自転のように。
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●そんな時、誰もが『自分の思い通りに生きたい。自分の人生は、
自分で操りたい』と考えます。つまり、ジャンボジェットよりも、
原付に魅力を感じるということ。
●原付なら、ガソリン代も安いし、身軽だし、自分の思い通りに操
作できます。大型車が通れないような、細い道でも、自由に進めま
す。つまり、個人事業主やフリーランサーの生き方。
●しかし、ジャンボジェットでしかいけない場所もあるという事実
を忘れてはなりません。大企業にしか受注できない仕事、大企業に
いるからこそ、体験できる仕事もあるのです。
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●『全てをコントロールできなくてもいい。それでも、スケールの
大きな仕事に関わっていたい。だから大企業に残る』というスタンス。
これも、正しい選択の1つだと言えます。
●その一方で『小さくても、すべてを自分の思い通りにできる仕事
もしてみたい』と感じたら、平日はジャンボジェットに乗ったまま、
週末だけ、原付に乗ればいいんです。
●そうすれば、もしあなたが「原付では、自分が目指すべき目的地
には辿り着けない」という事実に気づいたとしても大丈夫です。ジ
ャンボジェットには、まだあなたの座席は確保されたままですから。
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▼週末起業フォーラム − 週末だけ原付に乗りたい人、集合!!
⇒ http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=O1YTM+4ASQ2A+7HG+5Z6WX
(次号につづく・・・)
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■ シリーズ企画: サラリーマンの「見えない収入」を見る【5】
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●今回は、サラリーマンの特権、「残業代」について考えてみたい
と思います。残業手当の請求は、労働基準法でも定められている、
正当な権利ですので、遠慮せずに、きっちり貰いましょう。
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●残業代(残業手当)は通常賃金の1.25倍、休日出勤手当は1.35倍
が支払われます。なお、これは法律で定められた最低基準ですから、
会社によっては、さらに多く支払う場合もあります。
●ところで「その仕事が、いつまでに終わりそうか?」を見積もる
のって、結構難しくないですか? 作業者の能力にも依存するし、
予想外に困難な問題が潜んでいるかもしれないし。
●では、もし、あなたが受注した仕事量の見積もりが甘くて、当初
の予定よりも、大幅に時間をオーバーしてしまった場合、どうなる
か? サラリーマンと個人事業主(フリー)で、比較してみましょう。
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▼例:当初、一日8時間×5日(40時間)で見積もっていたが、
実際には、一日10時間×7日(70時間)かかってしまった場合。
時間オーバー分の労働に対して、いくら貰えるのか?
●サラリーマンの場合
(2時間×5日×1.25)+(10時間×2日×1.35)
= 39.5時間分、プラスされる。
●個人事業主(フリー)の場合
(2時間×5日×1.25)+(10時間×2日×1.35)
= 39.5時間分、マイナスになる。
※オーバーした2日分は、休日出勤扱いにて計算。
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●サラリーマンの手取り時給を2,000円(間接費を除く)で計算し
た場合、上記式に当てはめると、7万9千円にもなります。
●ここで注意すべき点は、個人事業主の収入が、ゼロではなく、
マイナスになっているという点。何もしないで収入が無ければゼロ
ですが、働いたのに収入が無ければ、それはマイナス扱いです。
●つまり、上記の例で言えば、個人事業主は、サラリーマンと比較
して、15万8千円も損している計算になります。これは大きいで
すね。
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●ちなみに、残業代は、二年前までさかのぼって請求できる決まり
になっていますので、不当なサービス残業をやらされている場合は、
それをきちんと記録し、証拠を残しておきましょう。
(次号につづく・・・)
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