2004/07/12(第50号)
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■ なぜ部下は、問題を隠そうとするのか?
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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。いつもたくさんの
感想メールや、励ましのメッセージをいただき、どうもありがとう
ございます。とても嬉しいです!! 一部、紹介させてくださいね。
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(以下、一部抜粋)
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大和さん
はじめまして
いつも本当本当に楽しくメールマガジンを読まさせて頂いております。
大和さんの考え方に非常に共感を得てまた、新たな発見もたくさん
いただいて本当に勉強になるメールマガジンです。
僕にとっての一番の衝撃は第6号で紹介していた「進捗管理」についてです
「終わった?」と聞くのではなく、「問題ある?」と聞け。と言う話です。
この文を読んだとき雷に打たれたような衝撃がありました。
なぜ、あいつは進捗通り仕事をしてくれないんだ。とか
こんな大きな問題があるならもっとはやく言えよ!とか
いつも思っていました。でもそれは僕が悪かったですね・・。
このメールを読んでから心機一転で「問題ある?あったら早めに言ってね」
というようにしました。
この言葉。本当に威力があります。びっくりするほど問題を先に言ってくれる
ようになりました。おかげで日々忙しいですが後で大変なことになるということ
は少なくなりました。
本当にありがとうございました。
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▼第6号バックナンバー「部下の心を傷つけない進捗管理の方法」
→ http://www.1mouke.com/mlmg/shiawase/back2004/040326-6.html
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●(大和コメント)どうもありがとうございます。第6号を書いた
のは、ちょうど3月頃でしたが、今でも、その内容を覚えていただ
いているだけで、とても嬉しいですね。
●この第6号を書いていた頃は、まだメルマガも立ち上げたばかり
で、内容と方向性を模索している時期でした。そして、私自身も、
本業では面倒な立場に立たされていた時期。
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●その時期、私の直属の上司(係長クラス)が、うつ病ぎみ?で会
社に来なくなり、チーム内の進捗管理を、私がやらざるを得ない状
況になっていました。
●『だったら、それなりの給料くれよ〜!!』とか思いながらも、
『どうすれば、チーム内のモチベーションを高め、問題を早期発見
し、無駄な残業を減らせるか?』を自分なりに考えていました。
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●私は、あらゆる仕事の「進捗遅れの原因」は、『部下が、問題に
気づいていながらも、その事実を隠そうとすること』にあると考え
ています。
●なぜなら、私自身が、入社当時「問題を上司に報告すること」を
最も恐れていたから。その結果、週報には「進捗率:100% - 問題
点:なし」と、嘘の報告を書く。
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●では、なぜ部下は、本当のことを言わないのでしょうか? その
理由は、次のような恐怖心があるから。
・責任を追及されたくない。(自分だけのせいではない。)
・怒られたくない。(評価を下げられたくない。)
・言いづらい。(言うタイミングとか、難しい。)
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●このような恐怖心は、上司と部下が、ある種の対立関係にある場
合、さらに増大します。ですが、本来、上司と部下は、対立するの
ではなく、同じ方向を向いていなければなりません。
●同じ方向とは「顧客」あるいは「取引先」のこと。進捗が遅れた
ら、会社にとっても損害になりますし、顧客にも迷惑がかかる。そ
んな当たり前のことを、つい忘れがちになってしまう。
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●例えば、あなたが上司だとして、問題を起こした(あるいは発見
した)部下を責めたら、その問題が解決するのでしょうか? 違いま
すよね?
●問題の状況をいち早く認識し、最善の解決方法を、部下と一緒に
考え、指示する。その姿勢が、管理者としての、あるべき姿だと、
私は考えています。
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●ですから、管理者は、チーム内の部下に対して、『怒らないし、
個人の責任も追及しない。だから、問題が発生したら、遠慮せずに
いつでも言ってくれ。』という寛大な態度を示すべきだと思うのです。
●そのほうが、結果として、お互いのメリットになる、そして、顧
客のメリットにもなる。会社のメリットにもなる。
●皆がそれに気づけば、問題を隠そうとする部下はいなくなるでし
ょう。さらに、隠すことにより発生するプレッシャーや罪悪感から
も開放されますから、職場のストレスの軽減にもつながります。
(次号につづく…)
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■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【3】
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テーマ:雇用保険(失業給付)
ぶっちゃけ、失業保険って、いくら貰えるの?
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●毎月、バカ高い社会保険料をピンハネされているのに、いざ自分
が貰う立場になったら、いくら取り戻せるのか? それを計算して
おかないと、給与明細を見るたびに、悲しくなりませんか?
●と言うことで、今回は「ぶっちゃけ、いくら貰えるのか?」を考
えてみましょう。ポイントは3つです。
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1.貰える失業手当の額は、給料の50%〜80%
2.退職前6ヶ月間の給料をベースに算出
3.貰える期間は、90日〜360日間
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●まず、1.について。なぜ、50%〜80% という差があるのか?
その理由は、次のような考え方に基づいているからです。
・もともと給料が少ない人には、最低でも、その80%は保障して
あげないとしないと、生活できなくなる恐れがある。
・もともと給料が多い人には、50%程度しか支給しなくてよい。
それでも、最低限、生きていくだけの生活費は十分にあるだろう。
●つまり、ある意味では、累進課税と同じ考え方ですよね。金持ち
には厳しいが、貧乏人には優しいルール。さすがは社会保険。弱者
の見方です。
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●次に、2.ですが、ここで言う「給料」には、ボーナスは含まれ
ませんが、残業代は含まれます。つまり、「残業が多すぎて、むち
ゃくちゃ忙しくて、それに耐えられず辞めた」人には、好都合です。
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●最後に、3.ですが、この日数を決めるのは、以下の二つの要素。
(1) 退職理由が、自己都合か? or 会社都合か?
(2) 被保険者期間(保険料を払い続けた期間)が、どのくらいか?
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●具体的に計算してみましょう。
例:35歳。被保険者期間10年。
自己都合の場合:120日
会社都合の場合:240日
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●どうです? 自己都合か? or 会社都合か? によって、貰える期
間が2倍になる。お金に換算したら、けっこうな額ですよね?
●もちろん、リストラは「会社都合」ですから、ある意味、「自分
でも辞めようと思っていた時期にリストラされる」のが、一番オイ
シイ辞め方だと言えます。
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●ちなみに、会社都合で辞める場合、「何歳で辞めるか?」の見極
めを間違うと、かなり大損しますので、注意して下さい。例えば、
例:被保険期間が1年以上、5年未満の社員が、会社都合で辞める場合、
44歳で辞めると: 90日
45歳で辞めると: 180日
●なんと! たった1歳違うだけで、支給期間が2倍に!! ですか
ら、もしあなたが、45歳の誕生日を目前にして、リストラされそ
うになったら、なんとか、45歳になるまでは、居座って下さいね。
(次号につづく…)
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