2004/09/15(第77号)
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■ あなたの仕事が、今よりもっと、2倍以上楽しくなる方法
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⇒【前号までのあらすじ】残念ながら、あなたが思っているほど、
周りの人は、あなたに注目していない。だから、あなたが仕事でど
んな失敗やミス、恥をかいたとしても、誰も気にしていない。
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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。突然ですが、世の
中には、以下の2種類の人種が存在することを、ご存知ですか?
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1. お金を払って、時間を買う人
2. お金を払って、時間を捨てる人
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●馬鹿な!お金を払って、時間を捨てるなんて・・・と思われた方も
いるでしょう。ですが、残念なことに、毎朝、上記2.のような行動
をしている人が、電車の中には、たくさんいるのです。
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通勤電車の中に、漫画家志望のサラリーマンが多い理由
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●なぜ、通勤電車の中には、漫画家志望のサラリーマンが溢れてい
るのか? 不思議だと思いませんか?
●だって、あんなに必死に、漫画を読んでいる。お金を払って、漫
画を買っている。きっと彼らは、将来、漫画家になりたいに違いない
のです。
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●漫画家になるためには、漫画の書き方を、絵のタッチを、そして、
ストーリーの組み立て方を、学ばなければなりません。それを目的
として、漫画を買っているならば、それは「投資」です。
●しかし、ただ単に、娯楽のために、または暇つぶしのために漫画
を買っているなら、それは「浪費」であり、まさに『お金を払って、
時間を捨てている』という、もったいない行為なのです。
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●つまり「漫画を読む行為」自体が無駄なのではなく、『どのよう
な目的、視点を持って、漫画を読むのか?』を明確に決めていない
状態で読むことが、無駄なのです。
●もちろん『漫画は俺にとって命だ!漫画が無いと生きていけない』
という人もいるかもしれませんが、そういう人は、本当に漫画家を目
指すとか、漫画業界で働くとか、そういう道を選んだほうが幸せかも。
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すべての娯楽には、ビジネスの要素があり、その逆もある
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●ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの経営者が、東京ディズニー
ランドに行ったら、それは「娯楽」ではなく「ビジネス」になります。
一般客の視点とは違った切り口で、園内を観察するからです。
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●先日、私は、スキューバーダイビングの海洋実習で、伊豆に潜り
に行きました。そのとき、担当のインストラクターが、嬉しそうに、
『今度、パラオツアーに同行するんです! 楽しみです!!!』と。
●一般客が20万円払って参加するツアーに、給料をもらって参加
できるという喜び。もちろん、インストラクターとしての業務や責
任は発生しますが、その中にも「娯楽的要素」は含まれている。
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●すべての娯楽には、ビジネスの要素が含まれている。逆に、すべ
てのビジネスには、娯楽の要素が含まれている。だとすれば、きっと、
あなたの仕事にも、娯楽的要素は含まれているはずなんです。
●『仕事で○○できるなんて嬉しい。』『給料をもらって○○が体験
できるなんて、とてもありがたい。』 あなたの仕事には、本来なら
ば、お金を払ってもいいぐらいの娯楽的要素が、必ず含まれています。
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稼いだお金を、何に使うのか? どのような目的で使うのか?
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●仮に、あなたが、プロの漫画家だとします。あなたは、印税をも
らいながら、漫画を書いているのですから、お金をもらいながら、
漫画家としてのスキルをアップさせていることになります。
●ですが、きっと、電車の中では、漫画なんて読まないでしょう。
毎日、嫌というほど、漫画に囲まれていれば、もうウンザリしてい
るはずです。だから、携帯メールやゲームで遊んだりする。
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●一方、携帯電話メーカーや、ゲームソフト開発会社に勤めている
サラリーマンは、電車の中で、携帯ゲームで遊んだりはしません。
少年マガジンや、週刊ヤングジャンプを読むのです。
●もし、漫画家が、電車の中でも、ライバルの漫画を読み漁れば、
もっと面白い漫画が書けるようになるかもしれません。もし、ゲー
ムソフト開発者が、他社のゲームで遊べば、新たな発見があるでしょう。
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●次のような言葉があります。
稼いだお金の使い方で、その人の将来が決まる
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●人間に与えられた24時間は平等です。成功できる人は、仕事で
漫画を書きながら、余った時間でも、漫画を読める人。それが出来
る人は、通常の2倍の速さで、確実に成長していきます。
●あなたは、通勤中、どのような時間の使い方をしていますか? そ
して、その行為を、心から楽しんで、わくわくしながら実践してい
ますか?
●最終的には『楽しんだもの勝ち!』なのです。あなたの仕事の中
に埋もれている「娯楽的要素」を探し出せば、あなたは会社を辞め
なくても、十分に、人生を楽しみながら、成長できるのです。
(次号につづく…)
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■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【30】
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テーマ: 税金
サラリーマンの節税対策:所得控除とは?
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●前号では、所得控除についてお伝えしましたが、今号でも引き続き、
もう少し詳しく、説明していきます。
所得控除とは?
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課税対象となる所得金額から、差し引くことができる金額。
控除額を増やせば、課税対象額は減るので、納税額も減る。
例: 所得100万円、所得控除30万円の場合、課税対象額は
70万円になる。つまり、所得控除が多いほうが、税金は安くなる。
所得控除には、いくつかの種類(医療費控除、雑損控除、扶養控
除など)がある。
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●サラリーマンの夫を持つ専業主婦が、パートで稼ぐ場合、その年収は、
103万円以下に抑えたほうが、夫の給料にかかる税金は安くなります。
その理由は、次のとおりです。
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主婦のパート年収を103万円以下にしたほうがお得な理由
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・所得控除の中に「配偶者控除」というのがある。
・配偶者(妻)を持つ夫は、配偶者控除を受けることができる。
・ただし、配偶者(妻)自身の所得が38万円以下でなければならない。
つまり、配偶者(妻)自身の所得が38万円を超えてしまうと、
夫が配偶者控除を受けることができなくなるので、夫の給料に
かかる税金が高くなる。
※注意:配偶者控除は、配偶者(妻)本人が受けるものではなく、
配偶者を扶養している人(つまり夫)が受けるものである。
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●ここで「38万円? 103万円? どういう計算?」という混乱
が生じやすいのですが、その計算式は、次のようになります。
なぜ、103万円なのか?
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・所得の種類には、給与所得、不動産所得、事業所得など、いろいろある。
・主婦がパートで稼いだ収入は給与所得に該当する。
・給与所得には「給与所得控除」が認められている。
※ここで注意すべき点は、「給与所得控除」と「所得控除」は、
違うものである、という点。
収入 − 給与所得控除 − 所得控除 = 所得 である。
つまり、収入から給与所得控除を引き、さらに所得控除も引くことができる。
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・主婦のパート収入にも、65万円の「給与所得控除」が認められる。
・収入が103万円の場合、65万円が控除されるので、所得は38万円。
・所得が38万円以下ならば、夫は配偶者控除を受けられる。
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●では、もし103万円を超えてしまうと、どうなるのか? 夫は配
偶者控除を受けられなくなりますから、当然、夫の所得にかかる税金
は増えることになります。
●具体的にいくら増えるのか? は、夫の所得額によって変わりますが、
所得税 + 住民税を合わせると、5万円〜12万円程度は増えることに
なります。
●つまり、主婦のパート年収を、仮に103万円から104万円に
増やしたとしても、そのために夫の税金が増えてしまえば、家族全
体の収入は減るわけです。これを「家庭内手取りの逆転現象」と呼びます。
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●ですが、このような仕組みは、明らかに矛盾していますよね?
そこで登場するのが「配偶者特別控除」というルール。
●「配偶者特別控除」は、家庭内手取りの逆転現象を解決するため
に設けられた制度です。「配偶者控除」とは異なるものですので、
注意して下さい。
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似たような用語が多いのが、混乱の原因?
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・所得控除
・給与所得控除
・配偶者控除
・配偶者特別控除
●このように「似ているけどぜんぜん違う」という用語が多いのが、
税金の仕組みを分かり難くしている1つの要因だと思います。
●もしかしたら、税金のことを意識させない(忘れさせる)ために、
わざと難しくしている、という政府の策略なのか? みたいな疑いさ
え抱いてしまうぐらい、ややこしいですね。
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●ですが、だからと言って「サラリーマンは税金に対して無関心で
もOK」という理由にはなりませんね。
●『高すぎる!』と文句を言う前に、まずは、我々一人ひとりが、
税金に対する関心を高めることが大切なのでしょう。
(次号につづく…)
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