2004/09/27(第82号)
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■ 「無いモノねだり」が、あなたの存在意義を明らかにする!
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⇒【前号までのあらすじ】その仕事から、何を学べるか? に重点を
置くと、仕事を指示する側も、される側も、お互いに良好な関係を保
つことができる。経験が自信を生み、自信が「幸せな人生」を創る。
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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。今まで「サラリー
マンは恵まれている」と、このメルマガで、何度もお伝えしてきま
した。
・会社とは、タダで使える、マイオフィス
・サラリーマン事業部は、最強の黒字ビジネス
・お金では買えない「精神的安定」
・上司という名の「無料コンサルタント」
・ダラダラやればやるほど儲かる残業手当
・組合、福利厚生、労働基準法(簡単に解雇できない)
・休日(有給休暇含む)の価値は、年間450万円
などなど・・・
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●しかし、それでも、まだ不満はある。給料への不満、ボーナスへ
の不満、上司への不満、そして、仕事の内容への不満・・・。
●誰もが『客観的に見たら、自分は恵まれているほうかもしれない』
という「中の上」的な感覚を抱きながら、それでも、100%満足で
きないという悲しさ。
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●暇すぎてもイヤ。忙しすぎてもイヤ。責任のある仕事を任された
いけど、責任は取りたくない。残業したい日もあれば、早く帰りたい
日もある。休みはたくさん欲しいけど、給料もたくさん欲しい。
●もしかしたら、私たちサラリーマンは、とてつもなく「わがまま」
なのかもしれません。生きている限り、この「無いモノねだり」を
永遠に繰り返すのでしょうか・・・私も含めて。
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究極の「無いモノねだり」とは何か?
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●もちろん「無いモノねだり」の精神を否定するつもりはありませ
ん。むしろ、積極的に肯定したい! と、私は考えています。
●なぜなら「無いモノねだり」の精神があったからこそ、産業や経
済は成長してきたのですから。まだ世の中に無い商品やサービスを
生み出す。それがビジネスの基本です。
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●しかし、現在ほど豊かな時代、つまり「モノやサービスが溢れて
いる環境」で育った若者たちは、もう、物質的な「無いモノねだり」
には、飽きはじめている。だから、破れたジーンズをはきたがる。
●そして、彼らの「無いモノねだり」は、物質的なものから、精神
的なものへと、変化していくのです。では、精神的な「無いモノね
だり」とは、一体、何なのか?
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●あなたも、きっと、一度は考えたことがあるでしょう。『人はな
ぜ、何のために、生きているのか?』というテーマ。哲学者でなく
とも、このテーマには、多くの人が挑んできたはずです。
●しかし、残念ながら、答えなんて無い。あるわけがない。だから、
考えるのをやめる。「自分が何の為に存在しているのか?」なんて、
分からなくても、生きてるんだから、それでいい、と割り切る。
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●実は、そこに『究極の無いモノねだり』があるんです。もともと
無い、自分自身の存在意義。それを見つけようとすることが、精神
的な「無いモノねだり」なのです。
●さらに、厄介なことに、この手の「無いモノねだり」は、形がな
いので、第三者が『はい、どうぞ、これがあなたの存在意義ですよ』
と、渡してあげることはできない。
●ですから、本人が自分で見つけて、納得するしかないんです。各
個人が『これこそが、自分の存在意義なんだ!』と確信できる何か。
実は、それが見つからないことが、一番の不満材料なのです。
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会社という組織を通じて、大きな社会とつながっている実感
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●ある主婦が、在宅ビジネスで、月数万円の収入を稼ぎ始めました。
とは言っても、旦那さんの給料だけで、十分にやっていけるほどの
裕福な家庭です。
●その主婦に、あるSOHO関連雑誌の記者がインタビューをしま
した。『あなたは、何のために、在宅ビジネスを始めたのですか?』と。
すると、その主婦は、次のように答えました。
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世の中と、つながっていたかったんです。
お金をもらうと、つながっていることが実感できるんです。
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●お金をもらうことが嬉しいんじゃない。お金をもらうことで、
自分が「世の中とつながっている」ことが実感できる。それが嬉し
いのだ! という考え方。
●自分の存在意義を「社会とのつながり」で実感できる。お金は、
それを、目に見える形に「物質化」したものに過ぎない。
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●例えば、私の場合。このメルマガを書いていることで、世の中と
のつながりを感じられる。それが一番実感できるのは、読者の方々
から、励ましのメールが届いた時。
●そして、週末起業での収入。自分がゼロから作り出した商品を、
買ってくれる人がいるという喜び。そこに、自分自身の、大きな
「存在意義」を感じられる。だから、楽しいんです。
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●ですが、私たちは、もっと大きな「つながり」を持っていることを、
忘れてはなりません。それは、言うまでもなく「会社」という組織。
●あなたの勤めている会社が、どんな商品、サービス、製品を生み
出しているとしても、それが無ければ、困る人たちが、世の中には
たくさんいる。だからこそ、それがビジネスとして成立している。
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●自分の仕事が、社会全体において、どの部分に位置しているのか?
幅広い視野で、それを冷静に見極める。
●あなたの年収が、500万円だとすれば、あなたは、年間、
500万円もの資産価値を、世の中に提供しているのです。
それって、すごいことだと思いませんか?
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●そして、あなたの職場には、あなたを必要としている人がいる。
たとえ、嫌な相手でも、いないよりはマシ、つながっていないより
はマシじゃないですか?
●そこに、あなたの存在意義を、少しでも感じることができるのな
らば、あなたは、明日も、会社に行きたいはずです。
●「会社に自分の机があるから、会社に行く」。ただ、それだけでも、
立派な『存在意義』なんですよ。それを「確信」できるかどうか? は、
あなたの、仕事への取り組み方次第で、決まります。
(次号につづく…)
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■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【35】
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テーマ: 税金
サラリーマンに認められている必要経費はいくら?
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●サラリーマンの所得税は、毎月、源泉徴収で勝手に引かれるので、
イメージとして『たくさん引かれている』と感じている人もいるで
しょう。
●しかし、サラリーマンの給与収入に、そのまま所得税が課税され
るわけではありません。
●サラリーマンには、必要経費として「給与所得控除(きゅうよし
ょとくこうじょ)」という控除額が認められており、その計算式は、
以下のようになります。
給与収入 − 給与所得控除 = 給与所得
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●仮に、給与収入が、年収500万円の場合、給与所得控除は、
154万円が認められています。したがって、
500万円 − 154万円 = 346万円
となり、この、346万円が、課税対象になる金額です。
そして、扶養家族などがいる場合は、さらに、この346万円から
「扶養控除」を差し引くことができるのです。
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●では、給与収入別に、給与所得控除の金額と割合の一覧を見てみ
ましょう。
給与収入 / 給与所得控除 / 割合
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100万円 / 65万円 / 65%
300万円 / 108万円 / 36%
500万円 / 154万円 / 31%
700万円 / 190万円 / 27%
900万円 / 210万円 / 23%
1200万円 / 230万円 / 19%
1400万円 / 240万円 / 17%
1600万円 / 250万円 / 16%
1800万円 / 260万円 / 14%
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●上記のように、給与収入が少ないほど、給与所得控除の割合も高
くなっています。平均的な、年収500万円のレベルでも、3割が
認められています。
●さらに、大きなメリットとしては、これらの面倒な計算を、自分
でしなくても、会社の経理部が、勝手にやってくれる、ということが
あります。
●個人事業者なら、自分で計算するか、税理士を雇うしかありませ
んが、サラリーマンなら、そのような心配はしなくてもいいですね。
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●ただし、それは、メリットである反面、「サラリーマンが税金に
対して無関心になる」というデメリットでもあります。ですから、
今のうちに、税金に関する知識を、しっかりと身に付けておきたいですね。
(次号につづく…)
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