2004/11/01(第97号)
*
───────────────────────────────────
■
■ 幸せで好印象なサラリーマンになる方法
■
──────────────────────────────
⇒【前号までのあらすじ】これから求められる人材は「イエスマン」
ではなく「自己主張できる人材」である。会議であなたの意見が通
らなかったとしても、「発言力をアピールできた」と思えばいい。
*
ちょっと順序を入れ替えるだけで・・・
*
●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。学校でも、会社で
も「感じの悪い人」って、必ず一人はいますよね。 なんとなく、
会話にもトゲがあると言うか・・・ 例えば、次のような発言。
『彼女は性格が明るいけど、仕事は遅いよね。』
*
●一方で、なんとなく「感じがいい人」も、必ず存在しています。
その人といると、なんだか楽しくなると言うか、気分が良くなるから、
たくさんの人が寄ってくる。例えば、次のような発言。
『彼女は仕事が遅いけど、性格は明るいよね。』
*
●どちらの発言も、同じ人のことを言っているのですが、後者のほ
うが、周りに与える印象は、とても良くなります。
●これはつまり、その人の「メリット」と「デメリット」のどちら
に焦点を当てて話しているか? の違い。
●見ているものは同じでも、その解釈の切り口によって、プラスに
もマイナスにも捉えることができる。そして、マイナス視点の人には、
マイナスの雰囲気が漂っているから、誰も近づかなくなるのです。
*
------------------------------------------------------------
なぜ、その交渉は失敗するのか?
------------------------------------------------------------
●発言の中で「メリット」を最後に持ってきたほうが、会話の後味
が良くなるから、相手に与える印象も良くなる。
× : 【メリット】 + 【デメリット】。
○ : 【デメリット】 + 【メリット】。
*
●そして、この法則は、あらゆる商談や交渉にも応用できるのです。
例えば、あなたが、新しい企画を考えたとします。しかし、それを
予算化するためには、上司を納得させなければならないとしたら?
*
【パターン1】
上司A: 『メリットとデメリットを説明してくれ。』
あなた: 『まず、メリットは△△です。次に、デメリットは××です。』
上司A: 『そうか、そんなデメリットがあるのなら、認められないな。』
*
【パターン2】
上司A: 『メリットとデメリットを説明してくれ。』
あなた: 『××というデメリットはありますが、
それ以上に、△△というメリットがあります。』
上司A: 『そうか、それならやってみる価値はありそうだな。』
*
●企画の内容が同じでも、その伝え方によって、いくらでも魅力的
に見せることは可能なのです。
●『メリットとデメリットを説明してくれ。』と聞かれたからと言
って、1番目:メリット、2番目:デメリット、というように、
順番どおりに答える必要なんて、まったく無いのですから。
*
●そして、【パターン2】のほうが、「その企画に対する自信」が
感じ取れますよね。企画の内容がいまいちでも、提出した本人に自
信があれば、上司はそれを認めてくれることもあります。
●このように「デメリットを踏み台にして、メリットを強調する」
という表現方法は、通販ショップをはじめとするインターネットビ
ジネスでも、よく使われる手法です。例えば…
*
【ショップA】
弊社の製品は、他社よりも低価格でご提供しておりますが、
梱包・ラッピング等は簡略化しておりますことをご了承下さい。
*
【ショップB】
弊社の製品は、梱包・ラッピングについては簡略化しておりますが、
その分コストを削減できるため、他社よりも低価格でご提供しております。
*
●同じことを言っているのに、後者のほうが、明らかに良い印象を
与えていますよね。このように、伝える順番と表現方法を少し変え
るだけで、あなたは簡単に「好印象」を与える人物になれるのです。
*
------------------------------------------------------------
サラリーマンの「デメリット」と「メリット」
------------------------------------------------------------
●私たちサラリーマンが、日常、よく口にする言葉。
『安定してるけど、給料は安いよね。』
『ボーナスは出るけど、少ないよね。』
『有給休暇はあるけど、取りにくいよね。』
*
●もうお分かりですよね。これらはすべて「デメリット」に焦点を
当てた会話になっていることを。普段、無意識に発言している会話
において、私たちは、なぜかいつも「マイナス視点」でしゃべっている。
●だったら、その順番を入れ替えて、少しだけ「プラス視点」で話
してみたら、どうなるでしょうか?
『給料は安いけど、安定してるよね。』
『少ないけど、ボーナスが出るよね。』
『取りにくいけど、有給休暇はあるよね。』
*
●もし、私が一緒に飲みに行くなら、後者のような「プラス視点」
での会話が出来る人と、一緒に行きたいです。そのほうが、人生、
楽しくないですか?
●そして、普段から、そのような「プラス視点」の会話を心がけて
いると、周りに人が集まってくるようになります。誰だって「話し
ていて感じの良い人」と付き合いたいですからね。
●そうやって、少しずつ、社内でも、社外でも、良い人脈を築いていく。
それはやがて、給料よりも、ボーナスよりも、有給休暇よりも、もっと大切な
財産となって、将来のあなたに、大きな価値を生み出してくれるのです。
(次号につづく…)
───────────────────────────────────
■
■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【50】
■
──────────────────────────────
テーマ: 経理
週末起業家の銀行口座、個人用と事業用の使い分けは?
*
●あなたは現在、いくつの金融機関口座をお持ちでしょうか? 会社
からの給与振込み用以外にも、貯蓄用とか、目的別に使い分けてい
るのが一般的ですよね。
●ですが、サラリーマンが、週末起業や副業で、小さな利益を出し
始める頃は、どうしても、個人用のお金と、事業用のお金を、一緒に
管理してしまうので、後で経理が面倒になることが多いようです。
*
●ですから、たとえ雑所得のレベルでも、お金の管理については、
きちんと区別する習慣を身に付けておくことが大切なのですが、
そのポイントは3つあります。
1.口座の区別 / 2.カードの区別 / 3.現金の区別
*
●まず、口座についてですが、もし、現在1つしか口座を持ってい
ないなら、新規に開設しておくことをお奨めします。
●最近は「オレオレ詐欺」の影響もあり、『1つの銀行には、1つ
の口座しか開設できない』とか『現住所あるいは勤務先の近くにある
支店でなければ開設できない』などの規約もありますが、大丈夫です。
●1つの銀行に、1つの口座しか開けないとしても、以下の銀行す
べてに1つづず口座を開けば、それだけで簡単に、複数の口座を持
つことが可能になります。
・みずほ銀行
・UFJ銀行
・りそな銀行
・三井住友銀行
・ジャパンネット銀行
・郵便局
*
●上記以外にも、地方銀行を合わせれば、一人で5口座以上を持つ
ことは簡単です。そうやって、目的別に口座を使い分ければ、お金
や通帳の管理が簡単に出来るのです。
●また、上記で挙げた金融機関は、すべて「インターネット(また
はモバイル)バンキング」に対応しているので、残高照会はもちろん、
振り込みなどもすべて、インターネットや携帯から接続出来るのです。
*
●特に、ヤフーオークションなどで稼ぐつもりの人は、ジャパンネ
ット銀行の口座開設は必須ですね。ジャパンネット同士だと振り込
み手数料が安かったりするので、オークションでは利用者が多いです。
ジャパンネット銀行 → http://www.japannetbank.co.jp/
●そして、ネット取引は「スピードが命」ですから、振り込みや、
入金確認など、すべてインターネット(または携帯)で参照できな
ければ、確認が遅れたり、取引が止まったりするので不利ですよね。
●これから、ネットショップなど、インターネットでビジネスを展開
しようとお考えの方は、業種を問わず、必ず「ネット上で入金確認で
きる専用口座」を確保しておくことをお奨めします。
(次号につづく…)
*
|
このような内容のメールを、あなたのアドレス宛てに
無料でお届けします。
他のバックナンバーも読む
幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力
(マガジンID:0000127191)
登録は無料です。いつでも解除できます。↓↓↓
Powered by
|
大和賢一郎の著書


メールマガジン
幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力 (マガジンID:0000127191)
登録は無料です。
いつでも解除できます。
↓↓↓
Powered by
|